AI推論プラットフォームを運営するOpenRouterは、100兆トークンに及ぶ実世界のLLM利用データを分析した調査結果を公表しました。同社の調査によると、2025年末時点でオープンモデルの利用シェアは全体の約3割にまで拡大しており、特に中国企業のモデルがこの成長を牽引しています。

利用動向としては、単なるテキスト生成から、モデルが計画やツール利用を伴いながら多段階の推論を行う「エージェント的推論(Agentic Inference)」への移行が進んでいることが示されました。また、利用されるタスクも変化しており、プログラミング支援やクリエイティブなロールプレイといった分野で、オープンモデルが大きな存在感を示しています。

OpenRouterの分析では、モデルの利用が特定の用途に固定されず、性能やコストに応じて複数のモデルを使い分けるマルチモデル・エコシステムが成熟していることも明らかになりました。また、ユーザーの利用パターンが「単発の回答」から、より複雑で文脈の長い、タスク完結型のワークフローへと構造的に変化していることも確認されています。


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