韓国政府は、国民に無料の公共AIサービスを提供する「AI for All」プロジェクトの運営事業者として、SKテレコム、KT、カカオがそれぞれ主導する3つのコンソーシアムを選定したと発表しました。
このプロジェクトは、高度なAIサービスを無料提供することで、アメリカや中国のAIモデルへの過度な依存を回避し、AI主権を確立することを目的としています。提供されるサービスは、医師の予約や税務相談、中小企業の税金計算などの政府システムと連携したタスクをサポートするとされています。
選定された事業者は、2026年中に政府から合計512基のNVIDIA B200を受け取ります。各コンソーシアムは、自社開発および他社開発のAIモデルの両方を活用することが求められています。
SKテレコムのコンソーシアムは、電話やSMSでも利用可能な行動志向型AIの開発を計画しています。KTのコンソーシアムは、検索エンジンや通販サイト、IPTVチャンネルと提携し、単一の会話で情報検索や商業タスクを実行できるサービスを提供します。カカオのコンソーシアムは、メッセージングプラットフォームの「カカオトーク」を入り口とし、専門的なAIエージェントの配布などを計画しています。
政府は9月に契約を締結し、ベータ版期間を経て、2026年中にサービスを正式に開始する予定です。また、2027年には各コンソーシアムに対し、全国規模のサービス提供に必要な費用の一部を政府が支援するとしています。
出典: 無料で国産AIサービスを一般市民に提供するプロジェクト「AI for All」を韓国政府が推進中(GIGAZINE、2026-08-31)