マーケティング分析会社のDataEyeによると、2026年5月のDouyinにおけるアニメ・ドラマの上位100作品のうち、89作品がAI制作であったと報告されました。
中国ネットキャスティングサービス協会は、2026年第1四半期に中国で公開された短編ドラマ約12万8000本の95%がAIによって生成されたものだったと発表しています。これは前年全体の3倍以上の規模です。
制作現場では劇的な変化が起きています。清華大学のシェン・ヤン教授によれば、2024年には5人で3ヶ月を要した3〜5分のドラマ制作が、AIの活用により1人で1〜2日で完了するようになったといいます。株式会社Zeelinは2026年5月だけで、約8000本の1分間の短編ドラマエピソードを公開しました。コストも従来の10%程度に抑えられています。
一方、雇用への影響も指摘されています。
NHK WORLD-JAPANは、コンテンツ制作企業「Manghe」の事例として、AIドラマの制作費が実写の3分の1、制作時間が5分の1に短縮されていると報じました。街頭インタビューでは、かつてエキストラとして働いていた人物が、AIの影響で撮影の仕事がほとんどなくなったと述べています。
俳優の間でも変化が起きています。
ByteDanceの「Seedance 2.0」公開以降、ドラマ制作のデジタル化が加速したと、北京の俳優兼プロデューサーであるグレッグ・ウォルナー氏は指摘しています。自身の仕事場を離れざるを得なくなった友人も多いという状況です。
また、出演者が自身のAIレプリカ作成に同意するか否かの選択を迫られるケースも出ています。ある匿名の司会者は、最終的に5年契約と1年分の給与、拒否権という条件で合意したことを明かしました。
出典: 中国におけるAIアニメ・ドラマが急増、中国版TikTokのDouyinでトップ100のアニメとドラマのうち89作品がAIによるもの(GIGAZINE、2026-08-31)