Anthropicの経済研究チームは、AIがアメリカの雇用や失業率、経済成長に与える影響を予測するモデルを構築し、その結果を示すウェブページを公開しました。

公開された予測モデルでは、AIの進展度合いに応じて3つのシナリオが提示されています。インターネットの普及に近い影響にとどまる「控えめなシナリオ」、知識労働の半分をAIが担う「実質的なシナリオ」、そしてAIが人間を上回る生産性を持ち、新たな知識労働を生み出さない「過激なシナリオ」の3段階です。

Anthropicは、特に「実質的なシナリオ」と「過激なシナリオ」において、多くの人々が職を失い、新たな職に就くまでに時間がかかる可能性があると指摘しています。過激なシナリオでは、2026年に62.2%だった労働者における知識労働者の割合が、2030年には48.7%まで低下すると予測されています。

また、どのシナリオにおいても、経済成長の恩恵が労働者への賃金として還元される割合は、資本へ分配される割合に比べて小さくなる可能性があるとしています。同社は、AIの能力向上や導入の速さによって経済の姿が大きく変わるため、今回の予測には限界があるとした上で、今後も新たな証拠が得られ次第更新していくとしています。


出典: