NVIDIAは、ネットワーク上の互換性のあるPCを検出して接続し、連携して推論タスクを実行できる仮想推論ルーター「PAIR (Personal AI Router)」を公開しました。

PAIRは、OllamaやLM Studioといったツールを用いてローカル環境でAIを実行する際、ネットワーク内の他のPCを検出してジョブを割り当て、応答を返します。プロキシを通じてリクエストを受信し、モデルの要件に合わせた適切なノードを選択して処理を行う仕組みです。AIエージェント側は、PAIRがルーティングを行うため、特定のノードを意識せずにリクエストを送るだけで済みます。

PAIRのプロキシはOllamaやLM Studioと互換性があり、新たなAPIを必要としません。また、ジョブがない時には不要なノードの電源をオフにするなどの制御も可能です。

NVIDIAが公開したデモによれば、Qwen 3.6-35B-A3Bを用いたマルチエージェントのワークロードにおいて、3台の端末をクラスター化することで、単独のPCで実行する場合と比較して処理時間を大幅に短縮できたとしています。

対応OSはWindows 11、DGX OS、Ubuntu 14.04、macOS Tahoeです。GPUはGeForce RTX(20シリーズ以降)やMac M4以降などの条件を満たす必要があります。


出典: NVIDIAが重たいAI処理を同一ネットワーク内のPCに割り振れる無料ツール「PAIR」を公開 - gigazine.net(Google News: LM Studio、2026-09-04)