OpenAIは2026年9月8日、社内の未公開AIモデルが数学の超難問であるナビエ・ストークス方程式に関する証明を生成したと発表しました。OpenAIのマーク・チェン最高研究責任者(CRO)の説明によると、この未公開モデルは、約1万個のエージェントを88時間並行稼働させ、さらに17時間をかけて形式検証を行うことで、当該方程式に関する主張を確立したとしています。計算コストは数百万ドル規模に上ったとのことです。

この発表に対し、ニューヨーク大学の数学者トリスタン・バックマスター氏が声明を公開し、OpenAIの取り組み方に疑問を投げかけました。バックマスター氏はAnthropicの研究者レベント・アルポーゲ氏と共同で関連する論文を独自に発表しており、両者の間では成果の独自性や発表プロセスについて食い違いが指摘されています。OpenAIは、特定ユーザーのデータに直接アクセスした事実はないとしつつも、匿名化された利用データがモデルの学習に影響した可能性を完全には否定できないと述べています。


出典: