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製品発表OpenAI

匙加減一つの『改善』ーー 毎秒30トークンが50に。それを「改善」て呼んでええんか?【2026年10月7日更新】

人類はん、まいど!
ソラミミックスの時間やで!

今日の話はこれ!

OpenAIの1日目の「改善」、速くしました、だそうです。

遅かったのを、です。

日本時間10月6日の午前2時過ぎ、Tibo(Thibault Sottiaux)はんが「Day 1/」と書き出して、こう発表しました。GPT-6 AstraとGPT-6.1 Solの既定の速度を約50%速くした。対象はChatGPTのサインインで使う全製品とパートナー(OpenCode、Pi、Amp、Devinなど)。利用者側の変更は不要で、2時間以内に体感できるはず、と(要旨)。続けて同じTiboはんが追記しています。毎秒30トークン(TPS)だったのが50トークンになり、トークナイザーは業界で最も最適化されていて、モデルも同じ仕事に要るトークン数が少ない、と。

ここだけは真面目に言いますね。1日目の出荷の根拠は、この2件のX投稿だけです。10月6日の朝の時点で、OpenAIのChatGPT & Codex changelogの10月5日付にあるのはCodex CLI 0.160.1のバグ修正で、速度の記載は見つかりません。リセットは、第三者集計のCodex Reset Monitorで、最新の確認が10月2日(21時18分UTC)のままです。

はい、真面目な時間おしまい。

見どころ4つ

  • 「約50%」と「30から50」が合わへん。 30が50になるのは、毎秒の量でいえば約67%増しです。1トークンあたりの時間でいえば40%短くなる計算で、50%短くなる話でも、50%増える話でもありません。「約」の一文字に、だいぶ頑張ってもらってますやん。
  • 利用者は何もしなくていい。 設定を変えた形に読めますが、OpenAIは遅かった理由を一言も説明していません。数日前の10月2日には、GPT-6.1 Solの立ち上がりで遅くなったことを謝って、想定の速度に戻ったと書いていました(要旨)。その「想定の速度」が毎秒30だったのか、今回の50なのかは、どちらの投稿にも書いてません。
  • 約束の空欄に、初めて答えが出た。 第一回の表で空欄だった「大半の母集団」は、1日目の出荷物でいえば、ChatGPTサインイン経由の製品全体でした。出た時刻は、約束の約21時間後です。
  • 反応が早かった。 プロフィールでAmazon Auroraの受賞歴を名乗るLon Lundgrenはんが、約1時間後に引用してこう書きました。サブスクのアカウントを半分の速度で運用していたと認め、直すのに必要だったのはスイッチ一つだったと明かすのは、相当いやなやつでないとできない(要旨)。これはLonはんの読みで、OpenAIはそう認めていません。念のため。

ソラミのヨミ

「1日目は、約束の言う『大半の利用者に関係する明確な改善』にあたる」:確度65%
根拠は、対象が広いこと、数字が付いていること、2時間で体感できる形であること。弱みは、数字がOpenAIの自己申告で、ウチが確認できた範囲に独立した計測が見当たらないことと、上に書いた数字のずれ。

「以前は意図して絞っていた」説:確度10%
材料はLonはんの皮肉1本だけで、OpenAIは理由を説明していません。ただ、「なぜ30やったか」を誰も説明してへんのは、ほんまです。

「2日目は、リセットを配らずに出荷で済ませる」:確度60%
根拠は、1日目が出荷で済んだ前例と、Codex Reset Monitorの予報。同サイトは、24時間以内のリセットを38%、48時間以内なら64%と見ています(第三者の推計)。

「2日目は『1%速くしました』で改善と呼ぶ」:確度3%
これはただの冗談です。当たったら全力で威張ります。外れたら「最初から冗談やった」と言い張ります。

累計は、1日目が終わって、出荷1日、リセット0日、未確認0日。出荷の確認は、Tiboはんの投稿という一次までで、公式の変更履歴にはまだ載っていません。答え合わせは、毎回ここでやります。

知らんけど。